展覧会

  • 2階フロア

木原光威×若林溪竹展 余白と充満

会 期:
2025.05.31(土) - 2025.06.29(日)
時 間:
10:00ー20:00(入館受付は19:30まで)
展示販売時間は10:00~17:30
休館日:
毎週月曜日

新潟県内で精力的に活動する二人の書家、木原光威と若林溪竹の展覧会を開催する。書について長く研鑽を重ねてきた彼らは今、自由な発想で書に向き合っている。紙と墨から生まれる間、意思を持った文字、日々書くことを止めない二人の世界を会場で体感いただきたい。

「「書で表現することが自分の手段ですから、興味のあることや面白いとか美しいとかいう感動や、勿論元々自分の中にあるアイデアや問題意識、時代的なこと、社会的なことを見渡す中で、それを自分の制作する『書』にマッチさせることに腐心することが多いです。具体的な誰かの心に刺さるものを意識して自分を表出したいと願ってコンセプトを練っていますし、出来れば奥行きがあって想いの強いものを創りたいと願っています。 この度は、ご縁があってギャラリーみつけ様にて、盟友若林渓竹氏との二人展の機会を頂きました。たいへん嬉しく有り難いことです。なんとか今の精一杯のものをご披露したいと思っております。」 木原光威              
「書きたいモノを書く。いま書きたいものを書く、楽しいから書く。 書くことが苦しい事も時にあるが、今日も書いている。習字から『書』へ、飽きもせず反故の山を。しかしこんなにオモシロイ仕事はない、だからまた明日も書く。今回、図らずも書友・木原さんとのコラボ展を開催する機会を頂きました。
『魅せる書』をコンセプトに制作しましたが如何に?」 林之奚水閣主人・溪竹


木原光威「サクタロウの行間(赤)」2024 138×138㎝


木原光威「箱」2022 140×101㎝


若林溪竹「回回」部分 2025 20×400㎝


 若林溪竹「方圓可施」2025 6×6㎝

木原光威(きはらこうい):1961三条市に生まれる。1984新潟大学教育学部書道科卒業。1993書道研究グループ「徹」に参加(〜2001年)。1999「木原光威書展」/加茂市 うのもりや。2004「木原光威展」 /新潟市西蒲区岩室 浄専寺。2005「ソウル書芸ビエンナーレ」出品/韓国。2007「新潟現代の書展」参加/弥彦村。2008「日本現代書展ヨーロッパ巡回展」出品/スイス・ブルガリア。2011第4回「釜山書芸ビエンナーレ」出品/韓国。2013「TOKYO書2013・公募団体の今」大作出品/東京 東京都美術館。2018ジャポニスム2018参加企画「Japan’s soul」出品/パリ。「ART SHODO」出品/東京 三鷹市芸術文化センター。2022「ART SHODO NEXT・Tokyo Shodo Week」に特別出品/東京 三鷹市芸術文化センター。木原光威展「書の彷徨」/新潟市 ARTギャラリーHAFU。木原光威書展「あるひとつのカタチ」/新潟市 ノ縞屋。2024木原光威原書展/新潟市 ARTギャラリーHAFU。
主な受賞歴、「第7回スミワングランプリ」(東京)1位入賞、「第12回スミワングランプリグランドチャンピオン大会」入賞(Haru Yamaguchi賞)、安芸全国書展文部科学大臣賞(最高賞/安芸市立書道美術館収蔵)。
現在、現日会副理事長、太空会副会長、新潟県書道協会副理事長、新潟県美術家連盟理事、書道研究洗心書院主宰、書道雑誌「太空」編集人。三条市在住。

若林溪竹(わかばやしけいちく):1962見附市に生まれる。1979第34回新潟県美術展覧会(県展)初入選。1995・96第27・28回日本美術展覧会(日展)入選。2003個展「自我作古」/新潟市 イタリア軒画廊。2008個展「回回」ー墨にあそばれー/長岡市 新潟県立近代美術館ギャラリー。2010・11「韓・中・日 国際篆刻交流展」出品/韓国 順天文化藝術会館。2011個展「きのうの書、きょうの書」/見附市 グランドール四季亭。2017「青木春靜x若林溪竹 言の葉書展」/見附市 みつけ市民ギャラリー(ギャラリーみつけ)。2019第48回新潟県芸術美術展(芸展)新潟日報大賞受賞。会員推挙。2020個展「若林溪竹書展 春信」/見附市 みつけ市民ギャラリー(ギャラリーみつけ)。2023第77回県展 県展賞受賞。
現在、新潟県書道協会理事、新潟県美術家連盟常務理事、日本書法教育会常任理事、新潟県展無鑑査、見附市展無鑑査、見附市美術協会会員、文字のあとりえ心齋主宰。見附市在住。