展覧会

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中村謙二漆芸展 宇宙と漆

会 期:
2022.05.27(金) - 2022.06.12(日)
時 間:
10:00ー22:00(入館受付は21:30まで)
休館日:
毎週月曜日


「煌城の韻」(2018)

加茂市在住の工芸作家中村謙二の作品を紹介します。漆の漆黒の闇の中に浮かび上がる華やかな遺跡や宇宙空間。ここに蒔絵や螺鈿・沈金など漆の様々な加飾法を生かし、作家は幻想的な世界観を表現していきます。本展では、公募展出品の大作の展示と、風景や動植物を主題とした小品の展示販売を行います。見附市展工芸部門の審査員を務めるなど見附市にゆかりある作家の漆工芸の世界をお楽しみください。

中村謙二漆芸展ギャラリートーク 5/28(土)14:00~15:00
展示室1・2にて 定員20名(先着順)参加無料
作家により作品解説を行います。


「紫韻」(2021)

「宇宙と漆 このようなテーマで、遺跡文化の持つ造形美を漆の世界に取り込んで制作をしてきました。幽玄で幻想的な空間を、宇宙と融合させながら、自分なりの創造デザインした作品で、漆の持つ深く潤いある質感と共に、日本独自の技術を活かしたものです。昔より日本人に親しまれた漆ですが、この度ギャラリーみつけの皆様のご厚意により、作品展示をする事となりました。新旧合わせての展示となりますが、この機会に多くの方々からご鑑賞いただければと願っております。」(中村謙二)


「翡翠」(2022)製作途中の作品

中村謙二 プロフィール:
1940年加茂市生まれ。1970年に漆芸家の日展作家、西山新次郎氏(号・翠園)に師事。1979年~日本現代工芸美術展に6回入選。同年から日展に19回入選。日本現代工芸美術展では、1983年に現代工芸賞を受け1985年会員推挙、86年から13回会員出品。1989年日展会友推挙。新潟県美術家連盟では、2009年に理事長、11年から名誉会員。2003年国から、伝統的工芸品(新潟漆器)地域の指定を受ける。2016年地域文化功労章 文部科学大臣表彰を受ける。県立万代島美術館「新潟の作家100人展」(2004)・「新潟の100人展」(2006)に出品。2004年燕市産業資料館にて「中村謙二漆芸展」開催。2009・2018年弥彦の丘美術館「中村謙二漆芸展」開催。2010年新潟県「黒竜江省友好芸術作品展」に出展。2019新潟市新津美術館「あたらしいかたち(新潟県人作家展2019)」出品。2021東京オリンピック(ポルトガル体操選手・会長・コーチ)に漆作品を寄贈。加茂文化会館にて個展を18回開催。
1997・2000・2018・2019見附市展工芸部門審査員を務める。
元日展会友・元日本現代工芸美術家協会会員・元新潟県現代工芸展会員
現在:新潟県美術家連盟名誉会員・加茂市市展運営委員会顧問・加茂市美術家協会顧問・加茂文化協会会長


「翡翠」(2022)製作途中の作品

ご好評につき、イベント「金継ぎ教室」5/29・6/5(日)は定員に達したため、受付を終了しました。

ご来館の際には新型コロナウイルス感染予防のため、玄関での検温・手指消毒とマスク着用の咳エチケットなどにご協力ください。