展覧会

  • 終了
  • その他

菊盛記念美術館所蔵彫刻作品展示 舟越保武「LOLA」(ブロンズ 1974) 

会 期:
2020.06.17(水) - 2021.02.25(木)
時 間:
10:00ー22:00(入館受付は21:30まで)
休館日:
毎週月曜日(祝日の場合は翌日)

6月中旬より2021年2月まで、1階展示室1・2前の展示コーナーでは、長岡市の菊盛記念美術館所蔵彫刻作品 舟越保武「LOLA」ブロンズ(1974)を展示しています。
どうぞご覧ください。
こちらの作品は写真撮影不可となります。ご了承ください。

長岡市和島地区に位置する「菊盛記念美術館」は、1994年見附市今町出身の故菊盛嘉雄氏が美術館と彫刻・絵画作品のコレクションを寄贈したことから始まりました。常設の美術館として隣接する「良寛の里美術館」とともに、道の駅「良寛の里わしま」のなかの人気観光施設です。

今回、菊盛記念美術館から寄贈者の故郷見附市に作品の貸し出しが行われ、みつけ市民ギャラリー(ギャラリーみつけ)で展示することとなりました。作品は、戦後の日本彫刻界を担ってきた舟越保武の「LOLA」(ブロンズ 1974)です。

「LOLA」について
この女性頭部像のモデルは、舟越がスペインのセビリアを訪れた際に親しくなった経済学者の娘ローラです。制作はスケッチや写真によりながら制作され、その後毎年送られてくる彼女の写真をもとに「LOLA」は何体も作られました。このシリーズは、少女から大人へ成長していくローラの姿の変化を見ることができ、ブロンズのほか大理石やテラコッタで作られた作品があります。

ご来館の際は、新型コロナウイルス感染予防のため、玄関での検温と手指消毒やマスク着用の咳エチケット等にご協力ください。

 
舟越保武
略歴
1912年 岩手県生まれ。彫刻家。東京美術学校卒。在学中から国画会展で受賞
1939年 新制作派協会(現、新制作協会)彫刻部の創立に参加、会員となる
1950年 カトリックの洗礼を受け、宗教的な作品が多くなる
1962年 『長崎二十六殉教者記念像』で高村光太郎賞受賞
1972年 『原の城』をローマ法王庁に寄贈
1973年 ローマ教皇から「大聖グレゴリオ騎士団長」の勲章を受ける
1978年 芸術選奨文部大臣賞受賞
1986年 東京芸術大学名誉教授となる
1999年 文化功労者に選ばれる
2002年 逝去
日本では数少ない大理石彫刻家でもあった。


展示の様子


LOLA
舟越保武 Yasutake HUNAKOSHI
(1912-2002)
1974年 ブロンズ
300×170×260㎜


長岡市和島地区 菊盛記念美術館・良寛の里美術館パンフレット配布中
「菊盛記念美術館」
〒949-4525 新潟県長岡市島崎3938番地
☎0258-74-3700(代)